スケッチ「未来の翻訳ソフト」 2010年1月2日(土)

コラム:スケッチ「未来の翻訳ソフト」

新年に、翻訳ソフトをテーマにして、思いつくままに書いたものです。

仮に、今ここに、アメリカボストンから、日本向け商品を売りたい人がいたとします。
商品、発送などの準備は整いました。
今日の彼は、日本人向けのWebサイトをつくろうと考えています。

最初に英語の原稿を作りました。
次に、彼は自分が届けたい人が住んでいるところをチェックします。
例えば、本州-関西地区-京都地方。
次に、翻訳実行ボタンを押します。
すると、日本語に自動翻訳されました。
次に、年齢層、性別を選択します。
これによって、さらにアレンジが進みます。

さらに、この商品には、何時頃にどういうパターンで購買されてきたかのデータがあります。
しかしこのデータはあくまでも、アメリカ東部でのデータです。
これを基盤として、日本での購入パターンを予測します。
予測では、週で言うと、月曜日と金曜日。
時間でいうと、午後5時から6時30分。
オフィスで働く女性、27歳~34歳がターゲットです。
この情報をさらに入力。翻訳がさらにアレンジされます。

次に、ターゲットイメージが、翻訳ソフトに表示されました。
10パターンの日本-本州-関西-京都市を中心とした、25~35歳台女性のファッショントレンドの現状情報が表示されています。
今回は、和風好み、性格で言うとわりとインテリジェンス、静かな女性がターゲットなので、ファッションも価格帯が高め、おとなしい和風の色合いのパターンを選択します。
ここで、さらにボタンを押して、翻訳がアレンジされました。

だいたいここまでして、翻訳がおおかた決まりました。

次に、Webサイトの画像表現のために、効果的と予測される色彩パターンが出てきました。
・・・こうして、Webサイトが完成してゆきます。

ある程度でできたと思うと、翻訳チェッカーへチェック依頼をする人もいますが、このまま走るのが大多数です。とりあえずできれば良いという考えでソフトを使っているのですから。

上記のようなソフトを使う人、使わない人・・・。
これは今でもそうで、Webサイトを自動や半自動でできる!というシステムを安価で利用すると、その分、安価にでき満足します。(ノウハウが詰まったシステムを使う=(イコール)実際にノウハウを活かし切ることができるとは限りません。)
しかし結局、作る本人は、専門知識やいろいろと知りませんので、見る人から見ると、「ない方がまし」というレベルかもしれません。
しかし結局、それを選んでやる本人にとっては、「それが満足」なわけです。

翻訳業は、人と人との直接のビジネスと、ソフト翻訳を両極として、あるいは高額なサービスと無料の間で、各業者独自のありかたで存在しています。
ただ言えることは、情報産業の中にあって、その資源を自由に扱い、地球上の相互理解を円滑にさせる専門家として翻訳という仕事は最も重要な仕事の一つであることには変わりありません。

・・・思いつくままに、近未来の翻訳ソフトについて夢想してみました。

人の意識、考え方が、OSやソフトに規定されることがあります。
たとえば、ウィンドウズの漢字変換ソフトが与える影響はどうでしょう。

あるブログの記事で、あるバージョンのウィンドウズの漢字変換のプログラミングが、中国で製造されているために、変換の精度がおかしいという感想を述べている方がいました。
例えば、その変換で、一人につき毎日5分のロスがあるとすれば、一日にウィンドウズを利用する人分×5分がロスになります。
地球上で、そのプログラムの精度が低いためにどれだけのロスが発生しているでしょう。
エコの観点からでも、人類のトータル生命エネルギーの浪費を防ぐためにも、プログラム精度が影響を及ぼす時代です。

身近な例では、ホームページのプログラミングを、シンプルかつ正しく、スリムにすることが、サーバー間のデータ転送量の削減、イコールシステム稼動の圧縮、イコール電力使用量への軽減に役立ちます。

現在のインターネットのテーマは、いかに言葉を伝えるかが基盤にあるため、文字で伝えることが中心です。
次の段階では、感性をどう表現するか、伝えるかかもしれません。
人類遺産となりうる感性とは何であったのかが、どうあるべきかが、感性の表現として、確認、実験されるかもしれません。

とすれば、人間を表現するプログラム、これはまるでアニメーションに登場するキャラクター作りのようですが、そういったことを通じた人間研究も普及するかもしれません。
その情報源は現在にとどまらず、可能な限り過去へと領域は拡がるでしょうし、過去の人類の営みが現在に改めて直接体験的に影響を及ぼしてくるかもしれません。

歴史上の人物の表現は、小説家の仕事から、人間研究・表現者の仕事になるかもしれません。
そういったキャラクター自体が販売されることもあるのでしょうか。

現在、検索エンジンを使用して、日々の生活を送っています。
ここで、検索条件に、時間を加えてみましょう。
3時間前のブログとか、そのようなものではありません。

例えば、1900年の日本、という条件を与えてみます。
その中にあって、ある人物の名前を検索すると・・・。
次に、1950年の日本という条件にして見ます。
また同じ人物の名前で検索するとしましょう。
すると、その結果が、その時代、時代の評価が知ることができる。

たとえば、「いつものごはん」で検索。
条件は、1900年の日本の都会、典型的家庭。
いったいどんな食事が出てくるのでしょうか?
ついでに、現在で言う、プリントアウトをしてみましょう。
3Dのプリントアウト。
あるいは、原子再構成機のようなもので、実際の食事が出てくるかもしれません。
それを実際食べてみて、おいしいとか、まずいとか。
家庭でこういったことを通して、各世代相互のコミュニケーションを楽しみたいものです。

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