どんなものに情報を入れて保存してゆくのか。
古いワープロデータ救出作戦。
元気な80才代の方々とよく話す機会をいただくのですが、先日もあるお寺の住職さんとお話させていただきました。
その折に、「データのはかなさ」について会話したことが印象に残っていますので、そのことについて少し。
300年ほど昔の文書について話していたのですが、
「紙と墨で、よく残ってるもんですねえ。」
「いやいや、昔のものは、もっとずいぶん長く残る。」
という流れになり、鉄、石と・・・。
そういえば最近のもの、例えば、DVD。
これなども、開発、生産されている方には申し訳ないのですが、結構、もろいです。
小さな子供がいますので、「大切に」と言っても無理。
好きなものをかたっぱしから入れたり出したり。
すぐ見ることができなくなってしまいます。
これに比べたら、ビデオテープの方がまだタフ。
我が家で今一番活躍しているのが、ビデオです。
液晶TVでなくて、ビデオ一体型の箱のテレビ!
「巻き戻す」という概念が、DVDなどでは、あまりありませんが、我が家では、
「待ってて! 今、巻き戻してるんだから!」と。(笑)
過去の資産。
私の個人的なものとしては、フロッピーですね。
この中に、自作の音楽が入っています。音楽のデータなんですが。
これも、本人にとっては大事なものですが、私の音楽が市販していないところを見ると、今のところ、レベルは趣味の範囲です。家族にとっては、わけわからんモノにしかすぎません。
知り合いの方では、古いワープロのデータを、フロッピーでちょっと古いワープロに移して、そこでウィンドウズが読めるデータ形式にして、復活させている方もいます。
フロッピーの生産も終わるというニュースもありましたので、今のうちに買いだめて置くことをおすすめしたくらいです。
先日も立ち会ったのですが、古いデータは無事、復活。
今では、ネット上で発表しています。
それにしても、ワープロがカタカタとフロッピーのデータを読み込む時のあの時間! おそーい!を通りすぎで、新鮮ささえ感じました。
せっかく打ったデータなんだしもっと大切に扱わないと、とゆっくりな分だけ妙に思ったりしました。
機械に打ち込んでいる、という自覚や、手書きだったら書き直さなければいけないけど、ワープロだから書きなおせる、便利だわ!といった気持ちまで、そのワープロは保存しているのでしょうか。
けっこうタイムスリップするものです。
この新鮮な感覚は、私で言うと、昔のシーケンサーを思い出します。
音楽の話で、シンセサイザーを自動演奏する機械に対していだいた憧れ。
音符を高さや長さ強さといった要素に分けて、それを数字でプログラミングしてゆく、というもの。
なぜ憧れが生まれたかというと、中学生が普通は買えない高価なモノだったからというのも大きな原因でした。
将来は、どんな古い機種のデータであったとしても、読み込んで、復元する、という仕事もあるのかも、ないのかも。
現在では、「クラウド」が脚光を浴び続けています。
これなども、はかない、とか、もろいを通り越して、そもそも目に見えない、名前からして、雲の上の話になっています・・・。
森亮人の不定期コラム